発見伝

日々感じたことを書きつける日記

「氷菓」感想

皆さん、「氷菓」って知ってますか?

 

 

米澤穂信先生の「古典部」シリーズのアニメ版

観たことはなくても名前だけなら知っているという人も多いのではないでしょうか

私はこの間ようやくこのアニメを一気見しまして、その感想をここで書きたいと思います

まず、率直で単純な感想として、面白かったです

主人公たちが通う高校に現れる様々な謎を、「古典部」の四人のメンバーで解いていく、というのが、この作品の大体のフォーマットです

まず、この謎を解くシーンが面白いんです

この作品で解くことになる謎は、ロジカル的なものが多く、謎解きも文章でなされることがほとんどです(実証したりすることがまずない)

となると、謎を解くシーンは当然文章量の多い、小難しい話になってしまいます

小難しい話というのは、文章で読む分にはむしろちょっと頭を使う方が集中して読める気がしますが、アニメだとそうはいきませんよね

ただ人が突っ立って話をしているだけのシーンでは、映像作品として面白みに欠けてしまうことがあるかもしれません

しかし、「氷菓」はこの謎解きのシーンで出てくるイメージ(事件が起こった時の時間など)をいかにも昔っぽいおしゃれな・・・あの・・・あれです。なんかおしゃれなやつで表現してるんです(なんていえばいいのか、わかる人誰か教えてください)

この表現というか演出というかわかんないけどとにかくおしゃれなやつが醍醐味みたいな感じで観てたんですよね

それから謎のクオリティがいちいち高い

そりゃあ本として売れてアニメ化もされる作品のクオリティが低いわけもないですが、この謎が毎回面白いんですよね

話の内容から描写から、とにかく面白いアニメでした

 

優しさの理由

優しさの理由

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ただ主人公・・・あの性格・・・あの何にでも消極的な感じ・・・あれはちょっといただけなかった・・・完全に俺の趣味なんですけどね・・・それ以外はほんと・・・完璧なんですけどね・・・いやほんと・・・それだけが・・・苦手だぁ・・・ああいうの・・・