神様「おまえ最近リア友に垢バレしたりいろいろ大変だったからさあ。良い思いさせてあげてもいいよ」
俺「まじすか。じゃあ俺、11話にでてきた霧矢あおいが恋した相手になりたいです」
神様「………それでいいのか………?」
俺「えっ?」
神様「おまえは本当にそれでいいのか?」
俺「いやだって、俺は霧矢あおいが好きだし、あおいさんにこいなんてされたらそんなに幸せなことは………」
神様「なるほど、ではその恋は叶っているのか?」
俺「!」
神様「そう、その恋は叶わなかった。しかしだからこそ今おまえが惚れている霧矢あおいがいるのではないか?」
俺「ぐぅぅ………」
俺(それならなんだ……?人として霧矢あおいに出会うと確実に恋をして他ならないあおいさんのその後に影響が出る。そんなあおいさんを俺は好きでいられるのか?………じゃあ物ならどうだ?物なら恋愛フラグは立たない。となるとあおいさんの私物で………布団か………?布団は限りなく正解に近いぞ。毎晩あおいさんに触れることができる。やはりここは霧矢あおいの布団に………)
俺(いや、待て。布団なんて「ある」だけじゃないか。ただ存在するだけで人を暖めることができる布団に、ただ存在するだけで求められるようなものに、俺はなっていいのか?霧矢あおいはアイカツで疲れているというのに、俺はただベッドに寝っ転がってるだけ、そんなの、俺自身が耐えられるのか?そうじゃないだろ。やはり物自体にも仕事が必要だ。なにかこう、機能があって、霧矢あおいの目線がもらえて、あわよくば触ってもらえるような、そんな都合のいい物は………)
俺「決めました。俺………