せいしんのタマシイ

俺の頭の中

学食ではカレーしか食わない

そもそもそんなにカレー大好き人間ではない。

すき家では普通にネギ玉牛丼に紅ショウガをぶちまけて食べてるし、丸亀製麺カレーうどんを頼んだことは人生通して一回か二回ほどしかない。

しかし、私は学食ではいつもカレーを食べている。

カレーは基本毎日ある。普通のカレーと、なんか乗ってるやつと。

その中でもなんか乗ってるやつは食べるだけで一日持つ。

一日の食費が550円ですむのはありがたい。

日によってメニューがちょっとずつ違うのもありがたい。

ヒレカツだったり唐揚げだったり。

たまにインドカレーフェアなるものもやっており、そのときはナンにつけて食べる。

ナンにつけるのはただのカレーではなく、ちゃんとインドカレーだ(インド行ったことないけど、あれは多分ちゃんとインドのカレーだと思う)。

このフェアの間はカレーが人気になる。

早く行かないとカレーが食べられない。

それはゆゆしき事態だ。

なぜなら、私は大学生活で何か一つ成し遂げたり、大学生をするにあたって、何か一つを貫こうと思うことがあるとすればそれは、

学食で一生カレーを頼み続けること

だからである。

それによって何かが得られるとは思わない。強いて言うなら一生カレーしか食わないことで死ぬほど不健康な体くらいだろうか。

学食では他に魅力的なメニューがたくさんある。

塩だれ唐揚げ丼は美味しいらしいし、アイカツ!を血液としている人間としてはハンバーグ丼なるものも試さなければならない。

しかし、私はカレーを食べなければいけないのだ。

思えば生まれてこの方、自分で決めた目標をろくに達成せずに生きてきた。

なんとなくで勉強し、なんとなくで大学に入った。

観たアニメのほとんどはみんなが観てたもの。

聴いた音楽のほとんどはアニメや映画で使われたもの。

自分で何かを決めたことは、思えばこの人生の中で数えるほどしか、いやもしかしたら数えるまでもないほど少ないかもしれない。

だからこそ、私はこの目標を達成したい。

学食で一生カレーを食い続ける。

その先に何があるのか。

その答えは、多分卒業するときに見えると思う。