せいしんのタマシイ

俺の頭の中

難しい話の中でわかりやすい話をする難しさ

皆さん、「ガンダム」好きですか?

 

俺はファーストとΖだけ観てて、こないだ水星の魔女を一気見して次回からリアタイで観る感じなんですけど、めっちゃ面白いなあと思って観てます

でも、正直ガンダムって話がややこしいところとかがあって一回観ただけじゃ話の流れについていくのが精一杯でなかなか設定面の深い理解までいかないんですよね(実際俺は本編に出てきたモビルスーツの名前すら初見ではまともに覚えてなかったので…)

それでもちゃんと「面白い」と思えるのはガンダムに「大人」パートと「バトル」パートと、もう一つ、「子供」パートがある事だと思うんですよ

この「子供」パート、めっちゃ大事だと思うんです

そもそもガンダムって戦争の話なので、(三作しか観てないくせにわかったようなことを言うのはアレですが)難しいことを言う「大人」パートと、実際に戦う「バトル」パートは絶対に必要です

でもそれだけだと、小難しい話をするだけの「頭のいい」作品になってしまう(「頭のいい」作品も、俺は結構好きなんですけどね)

そこで「子供」パートを入れることで、「大人」パートのやり取りを「よくわかんないけど難しいことを話してるシーン」にして、設定の難しさを「わかってなくていいこと」にしてるんですよ

この、難しい話を「難しい話」として認識させるの、めっちゃ難しいと思うんですよね

例えば「仮面ライダークウガ」の敵が人間と違う言葉で話してたりするのもそうですよね。決定的に人間とは違うことを示すと同時に「それっぽさ」も出す(実際にはあれほとんど業務連絡なんですけどね。言葉を変えるだけでだいぶ「それっぽい」)

その難しい話を背景にして、主人公はあくまで子供たちの世界で自分達の話を進める

主人公という一番感情移入されやすいポジションをわかりやすいキャラにして、「物語」としての理解度を確保する。うまいなあ…

君よ 気高くあれ

君よ 気高くあれ

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