せいしんのタマシイ

俺の頭の中

【「映画 プリキュアオールスターズF」のネタバレ大いにあり】プリキュアの神話を見た【感想】

「映画 プリキュアオールスターズF」を観に行きました

 

 

見ろよこの第一声

女児アニメを観た男子大学生の台詞だぞこれが

「神話」だからね「神話」

感想を書きたいところだけど何も整理できてないのでとにかく思ったことを書いていきます

 

※前提として、私は子どものころに、5~スマプリぐらいまでを妹の隣でずっと観てて、最近になってトロプリぐらいからリアタイ視聴復帰してます。他作品はオタク友達から「今年のプリキュアはどーのこーの」って感じで伝え聞いてるだけでした

 

まあその、トロプリから観はじめた身としては最初のソラちゃんを助けるサマーとプレシャスの時点で大分アゲてひろがるワンダホーだった

サマーとプレシャスが先輩面してるのがかなり感慨深かった

そしてその次に来るキュアスカイの変身!

これこれ!これが観たかったんですよ!


www.youtube.com

こんなん映画館で観たら百パー盛り上がるやつじゃんか!!!

音がね

とにかくよかった

 

それともう一個好きなところ

「おなかがすいたからまずは腹ごしらえ」っていう行動がゆいちゃんとまなつの両方の考え方によるものだったこと!

クロスオーバーってこういうのだよ!

これこれぇ!

 

場面は変わりまして

ましろとローラが出会う場面

ツッコミ担当同士の謎のシナジーがうまれてておもろ

と思った矢先!

キュアフィナーレ登場!!!

戦いながら出てくるのかっこよすぎかよ

あまねちゃん(キュアフィナーレ)が最近足りてなかったからかなり助かった

寿命が延びる

そしてそれを見たましろ・ローラコンビが変身するときの変身アイテムの出し方がどっか仮面ライダーっぽくてちょっとおもしろかった。それそのまま腰につけるときの持ち方やろ

 

一人でオアシスにたどり着いたのどかちゃん強くね?「生きてるって感じ~!」が出たってことは大分歩いたよね?

 

プーカが電車を壊しちゃったとき、当たり前のように四人がプーカのことを責めないの、プリキュアすぎてよかった

 

さあ次はツバサ君チームの話です

「城があるってことはプリンセスとかもいるのでは?」からのキュアフローラ登場(この戦闘がめっちゃかっこいい。ていうかこの映画全体的に戦闘シーンがかっこよすぎる)からの「プリンセスですか?」からの「えへへ~」

クロスオーバーじゃん

キャラが生きすぎてるでしょ

さあやちゃんとはるはるのやりとりといい、今作マジでキャラ同士の絡みがつよい

私はそれぞれのキャラについてふわっとしか知らなかったけどこれハグプリとゴープリのファンが観たら死ぬでしょ

 

そんでさすがプリキュアたち

鳥から男の子に変身する存在に対しての慣れが早い

「えぇ!?鳥に変身するの!?」すらない

 

次はあげはさんチーム

わがままなゆかりさんとまじめなララルンのけんかから始まってゆかりさんが遭難してラテ様が見つける流れ、事前情報がほとんど無い私にとってもキャラがわかりやすくて助かる

ゆかりさん相当限界だったよね?ショコラとラテさまは似ても似つかないどころか見えてた幻覚あれ変身前でしょ?走馬灯一歩手前じゃん

アスミちゃんの地元(?)にある足湯とゆかりさんの地元(?)にある山が出てくるの、アニメ観てた人が観たらすごかったんだろうな

 

城のある街にたどりついて……

「はらぺこった~」に瞬時に反応するあまねちゃんよ

世界の異変にいち早く気づいてる様子のアスミちゃん、プリムの様子を注意深く見てる大人組、強者み!

城に入ってプリキュアの変身!

かと思ったら後ろが爆発するの「ヒーロー」にこだわりまくっててめっちゃすき

ついにラスボスとの対決!

と思ったら一瞬で倒れるラスボス

そして明かされるシュプリームの目的!

 

怒濤過ぎる!情報量!

カロンを当然のように攻撃したときのバタフライのガチびびりで「あっこれしゃれにならないやつだ」ってなる感じね

なんとプリキュアたちは一回シュプリームに挑んで負けていた!

イメージ映像のミルキィローズがもたらす緊張感よ

地球を一度消した上でプリキュアの記憶を元に新しく世界をつくって自分がプリキュアになろうとしたシュプリーム

妖精としてプーカも作ったけど戦えないから捨てたと

多い多い!処理しなきゃいけない情報が多い!

今ここに残ったプリキュアたちがもう一度戦おうとするけど全く歯が立たず……

スカイとプリズムだけになってしまったプリキュア……

 

一度世界が消滅して、自分たちは存在しないはずなのになぜ存在するのか

この疑問、「平成ジェネレーションズ FOREVER」を思い出した

この映画だと、なぜ存在するとかは関係なく、「自分たちがここにいる」ことを根拠に戦ってたけど今回の映画ではどちらかというと、「守るものがある=戦う理由があるからには存在している」みたいな結論に達していると感じた

もう一度立ち上がるスカイとプリズム、そしてマジェスティ!

このマジェスティの登場の仕方にスマブラXソニックみを感じた

プーカが世界を壊す力を使って作り替えられた世界を元に戻すためにもう一度バラバラにして………

ここ!

ここから!

すごいから!!

アベンジャーズ エンドゲーム」ばりの公式の名場面集が始まったかと思ったら

キュアハート登場!

「名場面に出てくるキュアハート」と「キュアハート」が一緒の画面に映って、「あっこれ、ほんとに出てきたやつじゃん」ってなったときの盛り上がりよ

歴史すぎるでしょ

世界がプリキュアたちによって再構成されていくのはもうこれ神話だよ

創世の物語だよ

画面いっぱいに並べられたプリキュアの神々しさというか、「こりゃ世界作れますわ」という説得力

これ見て「数かぁ!」ってなるシュプリームの根本的にわかってない感じが敵としてよすぎる

そんでまあ……

ここからですよ

見るものが多すぎる

「オールスターズだしプリキュア同士のやりとりとかつながりとかもやりたいよなあ」と「でも今の子たちって昔のプリキュアわかんないだろうからあんまり長い時間とれないよね」が合体したような(ほんとにそうなのかな?だとしたらすごすぎる)とんでもシーンの数々、食べ物組、星組、人魚つながり、他にもいろいろ

 

多すぎる

 

そして覚醒する、キュアプーカ(ここ良すぎる。妖精プリキュアの力ってことだよね)

 

すべてのプリキュアの力で見事シュプリームを撃破

シュプリームはプリキュアの強さの理由に気づき、プーカと「ふたりはプリキュア」になるのでした――

 

きれいすぎるだろ!なんだこの締めは!

ちゃんとシュプリームをプリキュアにさせるのがよすぎる

 

こっからは全体的に思ったことになるんですけど

まず、私は、プリキュアとはもはや一つのコンテンツというか、アニメシリーズの枠には収まらないほどのものになっていると思っていて、「概念」とまで言っちゃうとちょっと違う感じもあるかもしれないけど、単なるキャラクターとかではないところまで、多分自分の中でかなり大きな存在になってると思うんですよね(何しろ私は2004年産まれ、プリキュアと同い年ということもあるので)

そんな中でこの、コンテンツとしてのでかさを全力でぶつけてくる映画ですよ

歴史ですよね………

シュプリームを説得するための台詞がプリキュア作品内から出てくるっていうね(シュプリームが「どうせ一人じゃ何もできないんでしょ」みたいなこと言ったとき、「あっ!これは!キュアブラックのあの台詞が来る!」と思ったら実際に来たの自分でも面白かった)

それと、シュプリームは今回プリキュアの強さにだけこだわってたんですよね

これってちょっと変なこと言っちゃうけど、プリキュアの「強さ」に対して変なこだわりを見せる視聴者を意識したものだったりしないかなって

あんまり具体的なこと言うのあれだけど、例えばキュアムーンライトに対して、一人で十分無双できる強さみたいなこという人たまにいるじゃないですか。私あれちょっと違うところあるよなあと思ってるんですけど(別に私の考えの方が必ずしも正しいと言っているのではなく、私はあくまでこういう考えを持ってますよっていう意味でね)、そこでシュプリームが出てくるのってちょっとおもしろいところあるなって思いました

 

また、今回の映画は、プリキュアがあまりにも多いことに対する視聴者からのツッコミに応えるものになってるんじゃないかなと

例えば前回のオールスターズ映画、「オールスターズ メモリーズ」

 

今作では再序盤に初代プリキュアが負けるところから始まります

初代プリキュアって、プリキュアの中で最強っていわれること多いじゃないですか「あいつらさえいれば十分」みたいな

その初代が負けるところから始まることで、絶望感あふれる始まりにしてるんじゃないかなと思うんですよ

 

そして今回の映画、プリキュアは総勢78人

これだけの数がいればどんだけ苦戦してもどうせ最後に大集合して楽勝なんでしょ?

みたいなこと言われること、あると思うんですよ(実際友人に今のプリキュアが全部で78人であることを言ったら、「じゃあもう敵瞬殺じゃんw」みたいに返されたので)

そんな中で、「もう全員集合して戦ったけど全部倒されてた」っていうのがくるのが、これまた絶望につなげられるのかなと思ったりしてました

結構自分たちに対して自覚的な「プリキュア」シリーズが今後なにを見せてくるのか、楽しみになった映画でもありました

 

うれしくて

うれしくて

  • provided courtesy of iTunes